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 ふたりで家を

 06-1 迷ってはいけない!?


迷ってはいけない!?
1999年 6月〜7月
春の訪れと共に着工した「我が家」、季節は梅雨に入っていたが、
順調に棟上も済んでいるので内部の工事は着々と進められていた。
現場に行く度に図面に書いた、更にさかのぼれば、
頭の中に描いたことが 具体的な形になっていくのは
何回経験しても興奮する。 ましてそれが「我が家」となれば。

設計中はそれなりに最善の努力をし、
目一杯悩んで迷って選択をした上で 図面というひとつの結果をだしてきた。
けれどいざ現場に入ると、メーカーの製品は廃番になっていたり、
望んでいた通りの新製品がタイミングよくでたり、
図面でうやむやになっていた部分の決断を迫られたり、
はたまた(こんな事を言ってしまっていいのか)
現実のスケールを目の前にして気が変わってしまったり…
それから各仕上げ材の最終の色の決定等、まだまだ竣工するまでは、
考えなくてはならないことが山積だ。

その日は現場で発注前の寸法確認に来ていた建具屋さんに会った。
今月アルミサッシに新色がでるが、その新色は今回使用している
木製サッシ外側のアルミクラッド部の色とほぼ同じだと、
入手したばかりのサンプルを見せてもらった。
今回木製サッシでは寸法上対応できずに、やむを得なくアルミサッシで
対応している箇所にこれを使用することを勿論即決した。
ラッキーだった。
このタイミングで新商品がでたことも、
そして発注直前に現場で建具屋さんに会えたことも。
やっぱり現場は通えば通うほど「いいこと」があるらしい。

ところで、その頃ずっと悩んでいることがあった。
土間部分の天井仕上げ材だ。
厳しい予算の中で納めるために泣く泣く削ってきたところだったが、
実際形として 出来上がってきた空間を前にすると
「ケイカル板OP」じゃなあ…と、なんとなく 納得できないものがある。
言い出せば欲というのは全くきりが無いわけで、
そうこうしているうちに 予算はあっという間に大幅にオーバーしてしまう。
それがわかっていたからこそ、一つ一つ詰めて予算内に納めてきたのだ。
それなのに今になって、
というより今もまだ納得ができずにそのわだかまりは大きくなるばかり。
納品された建材や廃材が置かれる中、
私達は将来玄関となった様子を懸命にイメージした。
土間と道路の間に落葉樹を植える、そしてその落葉樹と格子戸が、
外部と我が家との間を区切る役目を担う。
土間はちょっと暗目で、その先は抜けていて百日紅が見える。
そして天井は…天井は…。
遂に変更を出してしまった。
悩んで迷った末、増額しても二人ともやっぱり外壁と同じ
「杉板羽目板張り」しかない と思ったからだ。
輸入サッシ




マーヴィンのサッシ取付


 
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