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 ふたりで家を

 07-2 経験に勝るものなし


外観法規は守るものです
引越しを予定している10月2日まで、あと2週間余りになっていた。
外廻りは工事が残ってしまいそうだが、本体はほぼ終了に近い。
そろそろ「工事完了届」を役所に提出し、竣工検査を受けなければ。
こんなことを書いてしまって良いのか、首都圏では竣工検査を受けて
検査済み証をおろす住宅は半分に満たない、という話を聞いたことがある。
実際私達の周囲でも、残念なことに法規違反にまつわる話を聞くことは少なくない。
その度に何のための、誰のための法規なのかなと考えてしまう。


前に私達はこの町が大好きと書いたことがあるが、街並みというのは、何となく自然にできているものではない。
建物の隣棟間隔や高さ、ボリューム等、基本的なルールが建築基準法で 規定されていて、
それを遵守した上ではじめて住人の価値観を表現することが可能であり、
その結果街並みへとつながっていくものだと考えている。
例えば、限られた敷地の中で広い家が欲しいのは誰でも同じだろう。
「うちだけなら…」って思う施主もいるかもしれない。
けれども、もしもみんなが法規を破って大きい家を建て始めたら、その地域はそれまでとは 一変して、
立て込んだ街並みとなってしまう。
一人一人が基準法を守ることから、その地域の街並みは生まれているのだ。
逆を言えば、基準法が街並みのアウトラインを決めているのだ。
中には理不尽な規定もあるが、だからと言って破っていいということにはならないだろう。
これは、集団規定という都市計画区域等における建物の主に外郭形状を規定している法律の 一例に過ぎないが。
何だか遠まわしな言い方になってしまったが、建物内の狭い範囲においても、街並みと言う広い範囲においても、
最終的には自分達の環境を守るために基準法は あるのだと思う。
こんな事を書くのはおかしいかな?
だって守って「当然」のことなのだから。

 
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