部屋はただ広ければいいってものでもないようです。
写真の正面の壁の右手、明かりが落ちています。
曲がっても1メートルくらいしか奥はありません。 でも、わが家はお客が見えると家の中を案内するハウスツアーをやりますけれど、 ここへ来るとみなさん、奥を覗きに行かれます。 奥には何もない、部屋なんかあるわけがないと分かっていても覗きに行きたくなる。 確かめたくなる。 こんな仕掛けがあるから、この小さな家、土地19坪でも狭さを感じないで暮らしています。 広さの幻想ですが、幻想でも、広さを感じられることが嬉しい。 これがわが家の建築の嬉しい仕掛けです。 (設計 室伏次郎)