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 建築家コラム


 集まって住むこと

高木彬夫/A+A建築企画設計事務所一級建築士事務所

 01 集住の奨め

 02 小さな町が住みやすい


貴方は出来合いの家に、ライフスタイルを合わせますか?
それともライフスタイルに合わせて家を作りますか?

チンパンジーの赤ちゃんが生まれて、母親の懐に抱かれて育っていく様子をTVで見た。
人間の赤ちゃんがするように、チンパンジーの赤ちゃんも微笑む。
幼児性微笑と言って、「可愛がって下さいネ」と言うメッセージだそうである。
しばらくすると母親の懐から出るようになって、始めは怖々、徐々に仲間の中に入ってゆく。
可愛いしぐさで周りの者達の気をひきつけながら、世の中のルールを身に付けて、
社会の一員として暮らすようになる。生きてゆくことが社会に属することを意味しているのがわかる。

人間の場合も同じく独りでは生きてゆけない。
家族に属し、子供は幼稚園や学校で子供社会に属し、大人は近所付き合い、 PTA、
サークルやビジネスといった社会に属し、網の目のような関係に身を置きながら生活を組み立てている。
若者が伴侶にめぐり合い家庭という社会を作る。

子供が生まれ育ってくると、今まで住んでいた仮住まいから、家族そろって暮らす根拠地としての住宅が
欲しくなる。
住み慣れたこの町が良い。この機会にあの町に変わりたい。
仕事にも便利だし、通学にも良いからと思い巡らせ、偶々その街に売り出される建売住宅をみつけたが、
間取りもデザインも気に入らない。
マンションはどうか。
これも決まりきった間取り、どの部屋も同じ天井高さ、箱のような室内に豪華なキッチン、
どう考えても自分のライフスタイルに合わない。立地条件は気に入っても建物が気に入らない。
逆に、建物は良いのだが、環境がどうも・・・そういうことが多い。
帯に短し襷に長し。それは無理もない。
建売住宅にしてもマンションにしても、特別に貴方に合わせて作った建物では
ないのですから・・・。

「予算も限られているのだから仕方がない。部屋の割り振りを決めて、まあなんとか住める。
 せめて壁紙とキッチンのタイルは好きなものを選び、ここが終の棲家か・・・・。」

でも待ってください。
あれも我慢、これも我慢で本当に良いのですか。

貴方の希望を実現する方法はあります。
「コーポラティブハウス」方式です。
10世帯、20世帯がまとまって協同組合を作り、夫々の家庭の希望を取入れ、
調整しながら土地の購入から建物の設計、建設を進めてゆく方式です。

先ずは土地の購入。
次に、全員の希望を容れながら、建物の基本形を作ります。
各家族の必要に応じた面積区画。
連続した2世帯住宅。
吹き抜けのある住宅。
住戸の広さや空間の組み合わせを決め、仕上げの材料、設備、装備を決めてゆきます。
空き地はまとめて、子供達の遊び場、駐車場、花壇、菜園などにして共同利用します。
始めから終わりまで、ガラス張りの中で全てが進行してゆきます。
一戸建ての良いところと集合住宅の良いところを併せ持った住宅です。
それに、住み始める前にご近所付き合いが始まってしまうと言う他にはない安心の計画です。

集まって住むこと

もう少し簡単な「小規模コオポラティブハウス」方式もあります。
2、3人の気の合った友達や親・兄弟が共同で進めるなどあらかじめ住み手が決まっていたり、
敷地の準備が出ていたりするケースです。
仕事がら既成のマンションにはなかなか住み難い人、たとえば夫々が創作の仕事をしている家族です。
アトリエが欲しい。
音楽室がいる。
書斎が必要。
特別仕様の室が必要な場合です。
駅もマーケットも遠い少々不便な土地でも、仕事場の広さだけは確保したい。
こういう時には、仲間と集まって住んでいることが何かと心強い。

まず集まりましょう。
友達、仕事仲間、同好の士。あるいは条件を云って仲間を募集しても良い。
お互いの意思を確認して、土地探し。こういう実務も共同作業は効率よく進行する。
変形した土地、傾斜地など掘り出し物ということもある。普通の家では使いにくい敷地に、
工夫して家を組み合わせれば空間として面白い建物が出来る。設計の技の見せ所です。
家の中だけではなく共有の庭や外部の空間も豊かになる。車庫やサービスヤードも無駄なく配置する。
こういう組み合わせ住宅は、親・兄弟など容れて2世帯、3世帯住宅としても勿論とても適している。

親から譲り受けた土地を切り分けてしまう前に、もっと上手に使いましょう。
小さく分けた敷地に箱のような家。
これではせっかくの町並みが貧相になってしまう。

住まい作りとは結局、
「ご近所との付き合い方、コミュニティーへの参加の中で自分達家族の個性を大切にしてゆく。
こういうことを考え少しずつ答えを見つけながら住まいを作ってゆく。」
ということではないでしょうか。

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高木 彬夫
高木 彬夫(たかぎ あきお)
A+A建築企画設計事務所一級建築士事務所 主宰

E-MAIL appo@ mbc.nifty.com  URL http://homepage2.nifty.com/AandA/

[略歴]
S38  千葉大学木材工芸科学科修了
S38  芦原義信建築設計研究所入所  S58同所退所
S58  A+A建築企画設計事務所設立
S62  YMCAデザイン研究所デザイン科講師就任
H10  同所 建築科講師併任  H12市川市芸術文化専門委員

 


 

 
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