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 建築家コラム


 古い勢力と新しい勢力のせめぎあい

山中省吾/オープンネット株式会社 代表取締役

金融も保険も大きく変わろうとしている。
島国の中だけで運営していれば良かったものが、グローバル化の波が押し寄せ、そうはいかなくなった。
海外からいろんなサービスが入ってくると、日本ではあたりまえと思っていたことが、実は特殊だった。

建築だって同じだ。
古い体質を抱えているから、そう簡単には変わらないかもしれないが、
世界の中から見たらおかしなことが多いので、いつか必ず変わらざるを得ないと思っている。
時代の流れに掉さすことはできないのだ。
古い考え方と新しい考え方のせめぎあいはいつの時代にもあるのだろうが、
古い勢力があまりにも固執して現状を守ろうとすると、
一時的な延命はあってもいつか一気に爆発し、建築ビックバンとなるかもしれない。

細部のことは言わないが、本質の部分でどこがおかしいのか。
それはお金を出して依頼する人(建築主)が主役のはずであるにもかかわらず、
残念ながらそうはなっていないところにある。
どうも建築業者にとって一番都合の良い方式が長年かけて形成されたようだ。
しかも元請会社に都合の良い方式が。

現場でのこぎりを持つ人も、ペンキを塗る人も、電気の配線をする人も…、
この人たちは間違いなく現場では主役でなければならないのに、何の決定権も発言権も与えられていない。
「建築主が現場にみえても、おまえら余計なことは言うな。現場監督さんに聞いてくださいと応えろ」
「これでやってくれ。出来んのだったらほかに回す」
専門工事の人たちの悲鳴が聞こえるようだ。
専門工事業がいくらがんばっても、建築主に還元されるのではなく、すべて元請会社に還元される。
果たして、これで良い建物ができるのだろうか。

このような状況を招いた責任の一旦は我々建築設計事務所にもある。
あまりにもコストに無頓着、施工に無頓着だった。
建築主の側に立って代理人として業務を行なうには、せめてコストと施工をコントロールする術を
身に付けなければならない。
そうでなければ、建築主にとって本当に必要な建築士にはなり得ないだろう。

オープンシステムの設計事務所は、建築主と専門工事(彼らは下請と呼ばれている)を
本来の主役の座に引き上げようと奮戦している。

「元請会社には退いてもらっても建築はできるぞ」と宣言した。
宣言にとどまらず、実践に移して事実の上で証明した。
コスト情報も施工情報も共有され、建築資材の調達ルートまでも独自に開拓しつつある。

「すわっ!設計事務所の反乱か!」
既存の勢力は色めき立ったが、この流れを止めることはもはやできない。


山中 省吾(やまなか しょうご)
オープンネット株式会社 代表取締役

E-MAIL staff@ open-net.co.jp  URL http://www.open-net.co.jp

[略歴]
1953年生まれ。鳥取県米子高専建築学科卒業。
1974年鳥取市の設計事務所に就職後
1988年有限会社山中設計設立。
工務店に頼らないオープンシステムによる建築を進め
1998年オープンネット株式会社を設立。
現在加盟設計事務所は116事務所を数える。
著書「価格の見える家づくり」(コスモ・リバティ社)


 

 
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