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『湘南のアトリエから』
written&photo by
江口征男
07 気になる風景・・・scene5 宇都宮美術館「リートフェルト展」
五月、宇都宮美術館で「ヘリット・トーマス・リートフェルト展」を観てきました。
家具デザイナーであり、建築家でもあるオランダ人リートフェルトの
日本で初の展覧会です(府中市美術館と共同企画)。
家具ではレッド&ブルーチェア(オリジナルデザイン1918年/W655×D835×H880 SH330)と
ジグザグチェア(オリジナルデザイン1933年/W370×D430×H745 SH430)、
建築ではシュレーダー(シュロイダー)邸1924年で有名ですが、
モダンデザインの象徴的な存在となっているこれらの作品は1910年代から30年代にデザインされたもの。
そんな前につくられたと思えないほどの新鮮さを感じます。
家具のデザインが決定されるまでの、モデルや試作品による試行錯誤の軌跡も面白く、
はじめて実物を見ることができた食器棚にも興奮させられました。
レッド&ブルーチェア
ジグザグチェア
※編集注:上記写真は、江口征男さんが制作された1/5模型
そして、会場になった宇都宮美術館。
ほどよいスケールで、きめの細かい設計がされていて、好感のもてる品の良い美術館です。
岡田新一設計事務所の設計でBCS賞(建築業協会賞)を受賞した作品です。
しかし、ここでも赤と緑の“車両規制のコーン”が、
無神経にも建築の美しさをブチ壊しています。
美術館は建築自体もアートです。
事務屋さんにまかせにせず、
キュレーターにはそこまで気を使ってほしいものです。
もっとも、芸術のゲにも達しない美術館もいっぱいあるのですが。
(04.06.16)
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