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  建築家のコラム
別冊 すまいや倶楽部通信
012 ほんとの話です。
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先日、模型屋さんに行ったときに雑談をしました。
そこで模型屋さんが言いました。
「へんな建物を造らなくてはならなくなって困っている」
とのことでした。
よく聞くと大手ハウスメーカーからの依頼で2000坪の土地に300坪の住宅を建てる人がいるので、
その1/50のスタディー模型をつくらなければならなず、気が乗らないらしいのです。
模型が大きすぎるのです。
スタディー模型は計画を進めるうえで、建物のフォルムやボリュームを決めるだけの白い模型なので
完成模型と違い、恐らくもう一度造ることになるし、形もハウスメーカー住宅をただ大きくしただけで
面白みが無いとため息をついていました。
ちなみに分譲マンションが大体70平方メートルなので21坪位
分譲住宅が大体100平方メートルなので30坪位
300坪だと10件分になります。
土地においては我家の66倍。。。。
すごすぎる。
横浜の地主さんとのことでした。
模型屋さんが、「プランも変なのよ。。」といい、図面を見せてもらいました。
ほんとに変でした。
もうビックリ。
完全二世帯住宅なのに、お風呂が1つしかなかったのです。
300坪の建物に。。
お便所も2つだけ。
親世帯の寝室らしきところから最果ての場所でした。
一応、バリアフリー対応にもなっていて、ホームエレベーターもついてました。
やっぱり、便所から最果ての場所です。
300坪の掃除はどうするのでしょうか?
ハウスメーカーって、こんな提案を平気でやっているのですよ。
大地主さんだから当たらず触らず。
「それはいいですね!ヨイッショ!」っとしているのでしょうね。きっと。
アパートの仕事もガンガン来るだろうし。
無責任な私は
「2000坪の土地の形もつけて差し上げればいいではないか?」
言って模型屋さんを後にしました。
でもちょっとウラヤマシイ。
ひがみまじりの湯山重行設計工房でした。
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