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  建築家のコラム
別冊 すまいや倶楽部通信
022 欠陥住宅番組は欠陥番組だ
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GW前に何気なくTVを観ていたら、テレビ朝日で8時から「欠陥住宅特集」を1時間に渡り、放映されていました。
その番組内容は全ての住宅が欠陥だ、と一般の視聴者の恐怖心をいたずらにあおる内容でした。
私も欠陥住宅は大反対なので、事務所開設当初から現場はきっちり監理してきました。
住宅のチェックは基礎工事、躯体工事、電気工事、設備工事など数多い職種、職人が入りますので
細かい知識が要求されます。
基本的には現場で養われる知識なので、ある程度現場での経験は必要だと思います。
要はそのチェックを正しくされていないのが原因です。
当所にお力を貸して頂いている数々の職人さん、現場監督、施工会社は誇りを持って毎日汗をかかれています。
一蓮托生に「職人、施工会社はダーティーだ」とされては気の毒です。
車もパソコンも日進月歩で進歩しています。
住宅も今の建築基準法を十分満たしながら、限りある建築費を精一杯の技術力でバランスよく建てることが
ベストであり、設計者の義務だと考えます。
旅客機が墜落したら死亡率が高いですが、かといって全員パラシュートや脱出カプセルを用意したら
運賃が何億になってしまうのと同じです。
小田原は地震が多い為、お客様はまず「地震に対する配慮」をしてほしいと依頼されます。
その上で本来、アトリエ系設計事務所の持ち味であるデザインを加えて行くのです。
このメールマガジンでも何度か登場していると思いますが、私の事務所に限らず最近は地面は地盤調査が入り、
地盤の固さに応じて適正な基礎形状を決定します。
現場施工中は住宅性能保証登録機構などの第三者機関が2度以上(多い現場など4度)入ります。
検査が通らなければやり直しになり、次の工程には進めません。
この検査員は各行政出身の元建築主事の軍団(天下り?)で厳しいと評判です。
更に住宅金融公庫を使えば行政の建築指導課の職員が2度以上検査に入ります。
検査が通らなければやり直しになり、次の工程には進めません。
もちろん設計事務所が現場のチェックを定期的にします。
「すまいと」さんに至っては検査が更に細かくなり検査が通らなければ、施工会社にお金すら支払われません。
これでも欠陥住宅ですか?
かといって施工が完璧な家はゼロだと思います。
釘が1本曲がっていただけで大将の首を取ったように「欠陥だ、欠陥だ!」と騒ぐいつもの白髪の老人は、
私の中では建築に群がる愉快なおじさん達(○○、コパさん)と一緒です。
白髪の老人、お腹が風船のように膨れていましたが、ご自身は欠陥ではないのですか?
論より証拠、ぜひご自身の目で確かめてみてはいかがでしょうか?
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