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 別冊 すまいや倶楽部通信


 035 ホビールーム(隠れ家)について


家庭生活にゆとりと潤いをもたらすのはホビールームです。
余暇の時間が増えてくるこれからはますますその存在が重要になってくると思われます。
しかし、住まいの中で行われる趣味は多彩で、1つのパターンでとらえることは出来ません。
ここでは、代表的なものをいくつか取り上げて、それぞれの計画のポイントをご紹介します。

音楽を楽しむ為の空間は自分たちで歌ったり演奏するにしても、
音楽を聴いたりDVDで映画を鑑賞するにしても音に対する対策が必要です。
遮音性を高めるには隙間を無くすことです。
防音ドアを使い、開口部には2重サッシュを使うと良いでしょう。
最近では既製品でも簡易防音仕様のドアがあるので比較的リーズナブルに出来ることもできそうです。
開口部の2重サッシュとは1枚の建具に2枚のガラスを入れるペアガラスではなく、
アルミサッシュ本体を前後に2セットはめ込むことをいいます。
サッシュ間に空気層を設けることによって格段に防音性能がでます。
ペアガラスではガラスの厚みによっては共振したりして期待したほど防音効果が少ないようです。
因みに米軍基地周辺の防音工事はアルミサッシュのガラスの厚みを厚くして
外部に防音シートを貼るだけの簡素な方法とのことです。
これだけでも外部の音は少なくなるそうです。

壁や天井には重く厚い材料が向きます。
一方、反響を防ぐ為には吸音性能をもつ材料が必要でそれには比較的軽いものが向きます。
床はカーペット敷きにして、窓辺に厚手のカーテンを使うのが一般的です。
鉛をコーティングした遮音カーテンも市販されていますから、これをレースと普通のカーテンの間に使えば
効果が高まります。

この他、室内の気密性が高まるので空調や換気設備は不可欠ですが、
静かな音楽を聴く時はその運転音が気になりますから、機器は消音設計のものにしましょう。
来客や電話に気づかないこともあるので、点灯して知らせるものなど
その点の対処も考えておくことが大切です。

DVDソフトを使ってドルビーデジタルの5.1chや7.1chなどで気軽に迫力の映像を楽しむ方
もかなり増えてきております。
特別にホビールームにシステムを組まなくても、ロールスクリーンを天井面にはめ込んだり、
天井面にプロジェクターをはめ込んでおけば、居間でも楽しめるのではないでしょうか。
その場合は、窓は2重ガラスに対策を施してください。
前後のスピーカーは理想は置き型が良いと思いますが、居間でシステムを展開しようとすると
結構場所をとります。掃除の度に移動させたり子供がつまずいたり、 筆者は天井吊りの小型スピーカーや
モニター側の支柱を利用してステーで跳ね出させてスピーカーを浮かせています。
スーパーウーハーだけは少々大きめにすると豊かな音になります。


以前、ヤマハのコンサートホールを手がける音響担当者と話したときに、
一番良い音が作り出せる空間の形態はバイオリンだと伺いました。
担当者は「いつかはバイオリンのような形をしたホールを造ってみたい」といってました。

バイオリンの形の家もお任せください。


 
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