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  建築家のコラム
別冊 すまいや倶楽部通信
041 屋外空間について
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庭は、日常生活にうるおいを与える場。
住む人の個性を表現する場でもあります。
そして、最近注目されているのが、住まいと外をつなぐ半屋外空間。
自然と親しむ空間として、生活の場に積極的に取り入れられるようになってきました。
どのような敷地でも、工夫次第で楽しいアウトドアスペースをつくることが出来ます。
ライフスタイルに合わせた構成を考えましょう。
庭を建物との位置関係で分けると、玄関周りの前庭、リビングルームなどの前に広がる主庭、
一般にサービスコートとなる裏庭に分けられ、それぞれに役割をもっています。
前庭は、住まいへの出入りの際に目に付くところですから、
特に建物との調和を心がけ、機能的でシンプルなつくりが望まれます。
裏庭は暗くなりがちなので、出来るだけ明るくすっきりと。
暮らしに必要な洗濯物干し場、ゴミ置場などはあまり目に付かないところに配置したいものです。
主庭は生活にもっとも結びつく空間ですから、存分に個性を発揮してもよいでしょう。
ただし、ある程度は目的を絞らないと、景観上まとまりの無いものになってしまいます。
景観を楽しむのか、アウトドアライフを楽しむのか、野菜や花などを育てたいのか
など使用目的をはっきりさせ、場を設けるなり目的を1つに絞るといった工夫が必要です。
様式によって庭を分類すると洋風か和風かということになり、
そのなかでもデザイン様式がいろいろあります。
しかし、自由に個性を演出するとなると、様式を特定するより、
適宜それぞれの要素を取り入れていったほうが良いかもしれません。
また、和室の前は和風、洋室の前は洋風という具合に、
室内のムードに合わせてつくりを変えるのも良いものです。
ただし、この場合は、混乱しないように、植栽などで場を分けることを考えてください。
ちなみに、洋風の庭を演出するエレメントは芝生、タイル、レンガ、石、噴水、彫刻など。
一方、和風の庭は、原則として自然の素材を組み合わせ、1つの造形的な世界をつくり上げていくのが特徴です。
素材は石、砂利、竹などです。また、石を主体に構成する枯山水の庭は、
逆にモダン感覚にも合うので、坪庭など日照条件のよくないところにはよく取り入れられます。
いずれにしても、1ヶ所にいろいろと盛り込むのではなく、1つの場所の主役は1点に絞って、
他の要素は脇役として生かすことを心がけるとまとまりがよくなります。
また、庭は美しく整えていくことも楽しみの一つです
からシンプルな形から始めて徐々に手を加えていくのも良い方法かもしれません。
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