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  建築家のコラム
別冊 すまいや倶楽部通信
072 プランニングが契約後になってしまう理由です。
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契約前、イメージ出来るようなものを提案してもらえるのかと質問を受けることがあります。
私共も本来であれば契約前にスケッチやプランを出すのもサービスかと思うのですが、
プランに数々の楽しい仕掛けや工夫を表現するのには、
それ相応の情報を大量にかつ確実に掴まなければなりません。
具体的に申し上げますと、斜線制限、採光距離、など建築基準法をはじめとする諸官庁調査をしてから、
実際に現場に立って太陽の位置、近隣の窓の位置、かぜの強さがどの方向が強いか、
付近の音はどうかなどを確認します。
(隣接するお宅のお風呂場の位置などは、夜になると掛け湯などの音が大きくなるので、結構重要になります)
そしてお客さまの要望も家族全員の意見を細かくうかがって、優先順位、ご家族のバランスを判断した上で、
コストパフォーマンスの高い、無駄の無いプランにしてゆきます。
ハウスメーカーであれば、無難でクレームのない計画がモットーですので、
すぐに「エイヤー」と営業マンがプランをつくってきて出来てしまうのですが。。。。
こんなふうに中途半端なプランをお見せしてしまうのは私共の本意ではありません。
また、仕事のスタンスがお客さまの利益を最大限に考えているので、限界設計の部分が多くなります。
道路からは道路斜線が発生するので、
ご家族の要望を取り入れるとはみ出してしまいそうになるところをギリギリの範囲までひろげるとか、
より天井高を確保するのに構造体を移動するとか、
ゴミ置場の位置やキッチンのカウンターの高さや朝起きて歯を磨くまでにかかる歩幅など
(少々、細かすぎましたが。。)を加味したりします。
もちろん、構造体は限界にはしませんが(笑)
このようなことで、どうしても物理的な作業量、作業時間が多々発生してしまうために、
どのお客様にもお願いの上、契約後と言うことでご理解いただいております。
こんな事務所ですがよろしければ。
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