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 別冊 すまいや倶楽部通信


 096 賃貸マンションvs分譲マンション


人生を歩む中で親元から独立を始めた場合、まずは住まいの確保を考えます。
資金が潤沢にあるのは稀なのでまずは何がしかの空間を借りて生活を始めることになります。
最初は一人ということもあり、仕事も覚えなければならないので空間はコンパクトなことでしょう。
やがて良きパートナーが見つかり、愛する子供達が誕生してくる頃にはあらたな器を考える時がやってきます。
その器はそれぞれの価値感により分かれることでしょう。

| 賃貸マンション | 分譲マンション | 賃貸住宅 | 自己所有住宅 | 二世帯住宅 |
などです。

これらは皆「住まい」です。とても大きな買い物です。
そうと決れば雑誌やインターネットで目を皿のようにして検討することでしょう。

「住まい」の検討をする人は己の全身全霊を傾けて(少々大げさな表現ですが。。)思考するので
皆「お茶の間ライフプランナー」に変貌します。
豊富な知識をすっかり身に付けていると思われますが、プロの眼からの変わった見方も参考されればと思います。

都内や横浜などの一般的な家族の住まいストーリーは以下の感じでしょうか。

1
独立後にワンルームや1DK、2DK程度の賃貸
2
結婚し2DK、3DK程度の賃貸
3
子供誕生以後3LDK程度の新築マンション購入
4
新築一戸建て住宅購入

この間に大きくは2回人生の選択になります。
購入時の2回です。

では賃貸と購入での比較をしてみましょう。
一戸建て住宅の賃貸はそう多くないのでマンションに絞ります。

賃貸マンションのメリットは
子供の成長、仕事の都合により手軽に移れる。
メンテナンスは大家さん任せに出来る。
修繕費、管理費、固定資産税を払わなくて良い。(家賃に含まれているのだが)
ご近所付き合いも程ほどに出来る。
上下階左右所帯の隣家の騒音に悩まされた時など最終手段として
金銭的ダメージが比較的少なく引越しが出来る。
仕事が無くなってもローンの返済は無いのでダメージが少ない。
(それなりの家賃に引っ越すことが出来る)

といった全体的に気楽に住めてあまり悩まなくて済みそうなイメージです。
 
賃貸マンションのデメリット
若いときは良いが年をとると貸してくれなくなる。
保証人を探すのが煩わしい。
敷金、礼金が勿体無い。
更新時に手数料が取られる。
賃上げが怖い。
家賃に消費税が取られる。
振込みが煩わしい。
気楽に引っ越せるが引越し費用も馬鹿にならない。
部屋の中を汚したとき、退去時に修繕をしなければならない。
自由に模様替えが出来ない。
ペットと住める物件が分譲に比べて限られる。
なんとなく世間が一人前扱いしない。
銀行融資の判断基準が低く査定される。

こうして書くとデメリットのが多く、経済的に可能であればやはり分譲マンションのが有利なのか?
 
分譲マンションのメリットは
賃貸マンション並みの支払いで最終的には自分のものになる。
(これにもマンション業者のマジックがあるのですが)
なんとなく安心。
駅からとても近い物件も望める。
タワーマンションだと眺望が良い。
ペットとも住める物件も選択できる。
 
分譲マンションのデメリットは
やがて年寄りだらけになる。
マンション管理組合が煩わしい。
マンション自治会が煩わしい。
何となく競争しているみたい。
マンション管理会社が管理料の割りに仕事をしていないように思える。
大規模修繕計画が不安だ。
上下階左右の隣人の騒音、匂いに悩まされりする。

昔は土地の値段が低かったので減価償却し終えた建物は安く貸すことも出来ましたが、
土地の路線価格が昔と比べ物にならない今は、大家さんも大枚はたいて建てた賃貸物件とそれを維持する経費、
固定資産税を早く回収しなければならないので意外に家賃は下がりません。
また、少子化による空室なども増えてきているので大家さんと言えども安心は出来ないようです。
このようなことで気楽に住める賃貸マンションは家賃もそう低くは無いので、
3割程度の頭金と35年ローンさえ組めれば分譲マンションのが特なような気がします。
隣人の騒音に悩まされぬよう角部屋や最上階など、少しだけお金を足してリスクを回避するのも手でしょう。


 
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