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『9坪の家フォーラム』 written by 萩原修&萩原百合
008 「引っ越し」
引越しできる家
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確かに、かみさんが書いているように、
『引越し』は、『モノ』と向き合う絶好の機会なのだろう。
でも、ぼくが『引越し』で、最初に思い浮かんだのは、『場所』についてだ。
どこから、どこへ移動するのかが『引越し』には、なくてはならない。
ぼくは、生まれてから、現在のスミレアオイハウスまでに、4回『引越し』をしている。
40年に4回という『引越し』の回数が、多いのか少ないのかはわからないが、
同じ40歳でも、生まれてから一度も『引越し』をしたことがないという人もいれば、
オリンピックみたいに4年に一度、10回は『引越し』してるという人もいるのは
確かだ。
ぼくが、最初に半年ほど住んだのは、東京の勝鬨橋の近くのアパートらしい。
もちろん、その時の記憶はない。
その後、国立の一軒家に『引越し』。そこで28歳で結婚するまでを過ごした。
かみさんのように子供時代に『引越し』を経験したことがないから、
子供にとって『引越し』がどういう意味をもつのかよくわかっていない。
結婚して、それまで住んでいた家から歩いて20分程のアパートに、
2回目の『引越し』をした。
そこで、子供がふたり生まれ、4年後に高円寺のアパートに3回目の『引越し』。
それは、ぼくがもっと仕事場の近くに住みたいというわがままを言ったからだ。
そして、またまた、ぼくのわがままで6年後に仕事場から家を持ち帰り、
土地を探し三鷹に4回目の『引越し』をしたのだ。
考えてみると、勝鬨から国立、国立、高円寺、三鷹と、
ほとんど、ものごころついてからは、中央線を行ったり来たりしている感じだ。
世界中を飛び回っている人にくらべると、
ほんとに狭い範囲に住んできたんだなあと思う。
ここらで、海外とは言わないまでも、北海道とか沖縄とか京都とかに、
『引越し』するのも悪くないかなあなんて、ちょっと本気で考えはじめている。
もし、次に『引越し』することがあれば、
ぜひ、スミレアオイハウスをいっしょに持っていきたい。
現在の場所もいいけど、こことは違う場所に建つこの家を、
ぜひ見てみたいと思う。
いったいどんな場所が似合うんだろう。
それにしても、家族といっしょに引越しする家って、
なんだかとても愛おしい。
ヤドカリみたいに、簡単に『引越しできる家』があったらいいなあと思う。
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