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2004年6月 「お堀+縁台」

風ここちよく、思わず「きもちいいな〜」と感じるこの季節。
スミレアオイハウスでは、木工・真吉さんと竹工・久保一幸さんを紹介するイベント、
「木取竹取物語展」を開催する運びとなりました。

木取竹取物語展

テーマは「あかり」。
イベントの日が近づくにつれて、
木や竹がモチーフの魅惑的な照明器具が、
おふたりの手によって、続々と生み出されていきます。

テーマは「あかり」

同時に、関係者の間では
家の中だけでなく外、つまり、庭近辺も木や竹のにおいが漂ってくるような、
「木取竹取物語」にふさわしい場にしようと盛り上がりました。

「木と竹をつかって、縁台をつくろう」
「お堀をつくって、水をたたえたところに灯ろうを浮かべたらス・テ・キ!」
「誰か、会場構成をやってくれる人、いないかな…」
「そうだ、テラちゃんに聞いてみよう!」



東京工学院専門学校の先生でもあるテラ翁、いや、テラ先生の返事は
「お堀には水が入るでしょ。だったら、めだかも泳がせようか」だって!

めだかちょろちょろ、大賛成。
「それはいい、それはいい!」と言ったら、
テラ先生、さっそくお堀と縁台の図面を書いてくれました。
しかも縁台の図面下には、カエルの姿までゲロゲロっと描かれてあったのです。

お堀と縁台の図面

「そうだ、これ、学校の授業にしようーっと!」

こうして、家の見学をかねた「お堀+縁台製作(=会場構成)」の学外授業が
わが家でおこなわれることになりました。

テラ先生、縁台で将棋ができるんだね。とってもたのしみ〜!!


寺林 省二/テラバヤシ・セッケイ・ジムヨ
てらばやし しょうじ
テラバヤシ・セッケイ・ジムシヨ 代表
東京工学院専門学校 インテリアデザイン科 非常勤講師
〒186-0002 東京都国立市東4-15-7
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URL





※編集注:文字色は、■テラ先生 ■百合さん ■その他

おぉ、学生さんが来ました来ました。

学生さん

「みなさーん、こっちですよ〜」

増沢自邸の説明
まず家に入り、テラ先生よりこの家の原型である増沢自邸の説明。

スミレアオイハウスを案内
管理人の私は、50年後にリメイクされたスミレアオイハウスを案内し、

畳の間で輪になって歓談
その後、学生たちと畳の間で輪になって歓談。

「落ちつくねぇ…」
「気持ちいいやねぇ…」
「ところで先生、これから何するんだっけ〜?」
「あぁ、何するんだったっけ〜?」

縁台とお堀をつくる授業
「縁台とお堀を、今からみんなでつくるんだよ」
「そう、そうじゃったそうじゃった。
ほれ、これがドリル」

「なるほど、今日は縁台とお堀をつくる授業だったのか」
「そ、そういうこと、そういうこと!」

学生諸君と共通認識がもてたところで
さっそく作業にとりかかろうとしたのですが…。

畳の間
「あの、チミたちも協力よろすくお願いしますよ!
チーム分けしますからねー」


お堀チーム
お堀チームと

縁台チーム
縁台チームに分かれて、
「作業開始!」
「おー!!」

のこぎりの使い方
「最初に、のこぎりの使い方を説明するね。
このくらいの角度で、スィスィス〜ィッと
引いていくんだよ」
縁側って便利
「ほれ、こうやって縁側を使ってやるといいよ。
しかし、縁側って便利だよねぇ」
「言われてみると、確かに作業しやすいね」
やってみるかい?
「見てるだけじゃわからないから。
どう? やってみるかい?」
「はい、やってみます」
キミうまいねぇ!
「板を切り終わるところは、ちょっとゆっくりめに。
そうそう…。お、キミうまいねぇ!」
「手慣れてる感じがする」
「あ、ボク、作るのが好きなんです。
よくやるんですよ」
「道理で、うまいと思った!」
座面
「じゃ、この調子でみんなやってみてね。
ちょっと、お堀チームの様子をみてくるから」
「先生、それは脚ですか?」
「んーと、これは座面の方ね。
竹をダーッと並べていくところ。
脚はバランスをみながら、最後につけます」


「お。やってるやってる」

「せんせ〜、どのくらい掘ればいいんですかー」
「土がかたいよーん」
「ん? どうしたどうした?」
土がかたいよーん
「お堀はネ、ちょうど縁側の幅くらいのをつくろうかねぇ」
「はーい」
指導
「シロツメクサがびっちり生えてるから
掘りにくいんだと思う。悪いねぇ…」
掘りにくい
「縁石との間、こんな感じでいいかな」
縁石との間
「ビニールを広げて、3つ折にしてっと」
「結構長いね。まさしくお堀だ、これは!」
「これで、どうかな。
じゃ、みんな並んでビニールをおさえててねー」
ビニールを広げて
「こうですか?」
「そうそう。しっかりおさえて」
しっかりおさえて
「板が外れないように固定して、と」
固定して
「そんな硬いところに、ドリルで…」
「うん、縁石と縁石の間のセメント部分なら
うまくいくと思うよ」
「ほほぅ」
ドリルで
「向こう岸は、なだらかな坂にしよう。
板を寝かせるようにしてね。
板とビニールをテープでとめて、と」
板とビニールをテープでとめて
「お。だんだんそれらしくなってきたぞ」
「じゃ、まんべんなく砂を入れていこう」
「ほっほっほー。楽しくなってきた!」
く砂を入れていこう
「お次は、砂利ね」
「テラ先生。ここまでくると早く水を入れたいであります!
そして、早くめだかをちょろちょろ
泳がせてやりたいであります!」
「あ。しまった。肝心のメダカ、もってくるの忘れた」
「え…。」(目が点に)
砂利

「テラ先生、ちょっくらメダカをすくってきまーす!」
私は多摩川に向かって走りました。

そして、私が現場を離れている間、
縁台チーム
縁台チーム諸君は、暑さにもめげず

もくもくと
もくもくと手足を動かし、

板や竹を刻み
板や竹を刻み、組み立てていったようです。

組み立て


竹
打合わせでは、竹は固定しないことになっていました。
座ると、竹がゴロゴロ動くとオモシロイかもと言っていのですが、
しっかりとめる
検証した結果、しっかりとめることになったらしい。

設計図はあっても、
テラ翁流
その場で今一度考え、調整していくのがテラ翁流。

バランスをみながら
バランスをみながら、脚をつけて

微調整
脚をつけた状態を見て、また微調整。

真剣なまなざし
細かいところまで配慮する、テラ先生。
真剣なまなざしなれど、とっても楽しそうなんだなぁ。






私がメダカちゃんを抱えて戻った時には、すでに縁台が完成、
縁台が完成
テラ先生は、そこでひと休みしていた。
あぁ、なんていい絵なんだ!

水がひきこまれて
お堀も、すっかりできあがっていましたよ。
水がひきこまれていて、
あとは、メダカちゃんをはなしてやるのみです。

準備完了!
準備完了!
みなさんのおかげで、「木取竹取物語」展の会場ができました。
テラ先生、学生のみんな、
協力してくれて本当にありがとう。

お堀、縁台、そしてメダカ。
私たち住人も、
これからは、今まで以上に外に意識が向くような気がしますよ。

ヽ(・∀・)ノ
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