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『From プランターコテッジ』
03-1 ツル植物おそるべし
プランターコテッジ管理人 小池つねこ
新しく作った壁面は、一部はベースを見せたままにして完成。
というのも、そのベースの端材をつたってツル植物を這わせようという企てがありました。
新しく作った壁と瓦の上の緑化をしようと、ツル性の植物を何種類か地植えしました。
(壁面にはめ込んだプランターにも、いくつかツル性の植物を植えました。)
緑化は、単に見た目の問題だけでなく、室内の温度を下げるという目的がありました。
夏が来る前に植物でこの家を覆いたい!という気持ちから選んだのは一年草。
一年草は多年草に比べて、生育期間が一年と限られているためか必死で伸びていこうとします。
更に何種類か植えることによって、ツル植物達は生命の危機感をあおられ、更にそのスピードを上げました。
そうして1ヶ月もすると、ツル性植物の成長ぶりは予想をはるかに上回るもので、
嬉しいことではあるものの、その勢いは留まることを全く知らず、
あっという間にツルが壁面から瓦の上に行こうとする時期がやってきました。
しかし、ツルはまっすぐひたすら伸びていくというわけではなく、
よそのお家の方に行こうとしたり、電線に絡もうとしたり、道草の連続です。
その度にほぐしては正しい道に誘引するのが、その後の私の日課となりました。
“正しい道とは?”“道草ぐらいいいじゃん!”と私自身は思ったりするものの、
やはり誰もが自分達の領域にツル性植物が勝手に進入してくることを
許してくれるわけではありません。毎日脚立に上ってツルの方向をチェック。
毎日チェックしないとすぐツルは伸びてしまうので、最初は大変だなと思う時も多々ありましたが、
どっちに行こうか迷っているツルが、翌日には確実に右か左か方向を決めて前進するのみ
といった感じでどんどん伸びているのを見ると、決断力のある、たくましいヤツといった感じで
だんだん愛着がわいてくるようになりました。
その気持ちがツル達に伝わったのか?
私達は、このツル植物のお陰で夏の室内の温度をかなり下げることに成功しました。
瓦に直接ではなく、空気層というものを作るために20cmぐらい瓦から離れた位置に木材で骨組みを作り、
その上に葦簾をたらして、ツル植物がその上を這っていくようにしむけました。(プラン図参照)
ちょうど瓦の上に日傘をさしてあげた状態で、
更にその日傘の上にツル性植物を這わせたわけです。
へちま、ひょうたんといった大きい葉からでる水分も手伝ってくれてか、
屋根裏部屋の温度が約10℃下がったのは驚きでした。
ツル植物の防音効果や断熱効果は私自身が思っていた以上のもので、
なるほどそうだったのかと気づくこともその後たくさん出てきました。
例えば、高速道路の壁面緑化など、その防音効果を知って植物の利用法は
まだまだ知らないところにいっぱいあるのだなと再確認したのであります。
おそるべしツル植物!と感動していると、夫が
“次は内部の壁塗りとデッキ作り、それから池を作らなくては!“
と言い出しました。
“池???”
またもや新たなプラン。まだまだ改装の道のりは長いな〜と再確認!
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