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 『From プランターコテッジ』



 06-1 “雑草の家”
プランターコテッジ管理人 小池つねこ

プランターコテッジの改装が一通り終ったのは1999年の9月。
同年の3月にこの家を見つけ、4月から改装を始めたのですが、あっという間の6ヶ月間でした。
しかし完全に改装が終わったというわけではなく、
いくつかの部分は保留のままで様子をみようということになったのと、
植物をこれだけ配した以上、この家の改装は永遠に続くのでは?とその時は苦笑い!

それから3年。プランターコテッジを取り巻く植物達は、年々変ってきており、
最初の年(1999)と今年ではかなり違ってきています。
最初の年(1999)は、1年草のつる性植物を地植えして、
プランターには主に雑草とハーブを植えました。
次の年(2000)は、多年草のつる性植物も追加して地植えしてみました。

そして、今年。更に一年草のつる性植物の種類を増やしました。
(風船かずらとニガウリとツンベルキアなどを追加)
今年の夏は、去年植えた多年草のつる性植物 ― 夏雪かずらや山ほろしが屋根一杯覆ってくれました。
一年草の弱点は連作が難しいので、最初の年に植えたヘチマやヒョウタン、
朝顔、夕顔は、その後毎年植えてはいますが、
最初の年ほどの勢いはありません。
そんなわけで、この3年間毎年勢力の強いものはどんどん入れ替わり、
緑の壁は装いを変えています。
これって永遠改装を続けてるってことと一緒かな???

今年の夏に通りがかりのおばあちゃんが
“この壁新しくなったね〜。去年と今年はこの壁全然違う花が咲いてるね〜。”
と声をかけてくれました。
見てくれている人もいるのだな、と嬉しく思いながらも、
おばあちゃんの“この壁新しくなったね〜。”という言葉を思い起こし、
やっぱり改装してるのと同じなんだな〜、と思いました。


植物の場合、去年と全く同じ状態にすることはまず無理で、
去年の感じがよかったから今年も、
と思っても同じような感じにはまずできません。
しかしながら、雑草は強いので、ほぼ同じような感じで毎年生えてきます。
さらに鳥の落し物のおかげで、新しい仲間が年々増えていきます。

そろそろプランターコテッジも新しく苗や種を植えることなく、
自然にいい感じになっていくかな、という予感がしています。
しかしそれは自然な感じなので、例えるなら雑草に覆われた家って感じです。
実際、年々花は少なくなってきています。
ずっと見てきてくれている人の中には、花がないと寂しいね〜、という人もいれば、
緑だけでかっこいいね〜、という人も。
なるべく自然な感じにしたいので、余計なことはしたくないと思っているものの、
ついあれやこれやと私の場合、手を出してきました。
プランターコテッジと名づけたのは、
プランターの本来の意味“植える人”というのが根底にあったのですが、
そろそろプランターコテッジに新しい植物を植える必要が
なくなってきたかもしれません。
鳥が落としていく糞のなかには、植物の種がびっしりです。
外部に作った小さい池のおかげで、いろんな鳥がやってくるようになりました。

ということは、改装は終わりってことでしょうか?
そんなことはないよな〜と思いながらも、
最近あまり手がかからなくなったプランターコテッジに嬉しいやら寂しいやらといった今日この頃ですが、
あとは鳥と植物の力に任せられたら、やっぱり理想だなと思います。

 

 
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