タイトル:あべかよこのただいま建築中!
 第1章 業者決定まで 1999年4月〜

  [No.2] 1999年5月 老朽化する実家を建て替え? 
腕たて伏せで揺れる家!?

「すぐ近所にマンションできてさ、モデルルーム見にいったんだけどね」
「あ、来ないだテレビでやってたよ。中庭がすごい広いやつ?」
「そうそう。川が流れてるみたいなやつ。」
「あれでいくらくらいするの?」
「まあ、1億から4000万円台とかいろいろだけど。それでも、私らには買えないことがわかったよ。」
「もったいないよそんなに高いの。だったら、この家建て替えたらいいじゃん
「え、まじっすか?」

東京近郊県K市。駅まで車で10分弱。都内まで1時間弱。
築32年、途中増改築して2階を造った。敷地56坪くらい。
それがうちのお父さんが建てた私の実家です。

そうかー。建て替えって手があったか。
たしかに家はかなり年期がはいっていて、使いにくいところも多い。
私が一番気にしていたのは浴室の床。
つるっとした”たたき”にスノコをひいて使っている。
入り口のところには20センチくらいの段差があって、気をつけないとスノコがつるっとすべってかなり危ないのだ。

私でさえヒヤッとするのに、じじばばになったら特に危ないよね。
それと、これはかなり致命的なんだけど、家自体がすごく揺れる。
どれくらいって、うちのダンナちゃんが2階で腕たて伏せやると、
「ぶるぶるっ」っていう筋肉の動きに合わせて揺れるんだよ家が。
これはすごいでしょ。ちょっと自慢したくなるくらいだよ。どうだー。

いや、しかし冗談抜きで、震度6以上の地震がきたら、
間違いなくつぶれるだろうな、と思えるくらいなのだ。
阪神大震災はもはやヒトゴトじゃあない。
「よっしゃ、んじゃあいっそのことドカンと建て替えちゃいましょうよ、
 あ、でも、月々の支払いはわたしらがするけど、頭金につかえるお金ってあります?」
絶対ないと思っていたんだけど、いろいろ集めればなんとかなるらしい。

だって、親が貯金いくらしてるかなんて、誰も知らないよねえ?
貯金こつこつしてるタイプじゃないし(特に母)。
でも、なにはともあれ、ありそうなのだ。
よかった。たよっちゃお。
しかし、両親の老後の資金もなくなるわけで。それはかなりやばいなあ。
年間どれくらいのお金が生活に必要なのでしょうか。
医療費は?介護費用は?
いや、でもこれは家づくりのレポートなので、それはいいか。 わかんないし。
他にお任せしよう。とりあえずジャンボ宝くじは、買っとくか。

というわけで、家の建て替え計画がスタートした!
しかし、家っていったいいくらくらいするもんなの?と思っていたところ、
近所の住宅展示場のチラシが入っていたよ。
『新商品○○○ 発売記念価格!一棟2000万円で』
ええ!?そんなもんで買えるんですかー??楽勝じゃ〜〜〜ん!!

次回、さっそく住宅展示場に出かけた私たちを待っていたムカツく出来事とは!?

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