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[No.34] 2000年6月〜 「庭を掘り返さないでほしい訳」 |
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仮引越し先が決まり、ひと安心したころ、家の取り壊しの打ち合わせがありました。 メインは、庭木をどれだけ残すことが出来るのか、ということ。 建て替え前の家は、敷地のほぼ半分くらい。 のこりの半分は庭と広い物置と車庫。 新しい家はけっこう家部分を大きく取っているので、きちんと「庭」、と呼べるようなスペースはありません。 なるべくなら庭木は切らずにおきたいんだけど…。 季節になると、かわいいオレンジの花といい匂いをそこらじゅうに撒き散らしていたキンモクセイ。 春に庭のいろんなところからニョキニョキ顔を出して、可憐な花を咲かせていたスズラン。 大輪のシャクナゲ、黄色いエニシダ、オオデマリ、ドウダンツツジ、2階の屋根まで大きく伸びたタイサンボク。 ![]() ![]() ![]() みんな、今回の家の建て替えでさよならすることになりました。 草木にも、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだけど、 なにより、いつも庭の手入れをしていた母に、ほんとうに申し訳ない。
そして実は、私は誰にも話さなかったんですが、もうひとつ、庭に関して心配なことがありました。 ほんとに庭を、掘り返してしまっていいのだろうか。
と、一瞬、真っ青になったんですが、よく考えたら埋めた場所が違うし、骨のでかさが違うでしょ。 お隣がお肉屋さんだったので、よく、骨付きの肉をもらっていたんですが、それでした。 犬なので、「あとで食べようーっと」と、自分で土に埋めていたのです。 でも、その出来事は勘違いとはいえ、かなり衝撃的だったので、庭を掘ることを考えるといつもチラチラと、 私の頭をかすめていたのでした。 果たして…結果は、そんなことはありませんでした。 みんな無事に土にかえっていらっしゃったようです。あとかたもなく。 ホラーなことにならなくて、よかった。 庭の植木のことですが、比較的小さなものは、近所の人や友達にもらわれて行ったそうです。 どうしても残したいものは、父と母で掘り出して、家庭菜園用に借りている畑に持っていって、 枯れないように世話をし、また庭に植えなおしました。 世話の甲斐があって、無事に根付いたようです。 でも、それでもどうしても動かせない木や、持って行けない植木もありました。 それらが切られるのを見るのはとてもつらいので、家と庭の解体は、誰も見に行きませんでした。 じゃがばたホームのM田くんも、「解体を見に来る施主さんは、あんまりいませんね」と言っていました。 私は、建て替え前の家の作りに、かなり疑問を持っていたので(異様にゆれるとか) そこらへんを確認したい気持ちはあったんですが、やっぱり木が切られるところは見たくないので、 解体現場には行かずじまいでした。 つづく |
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